頭の中で考えると効率が落ちる理由

心配事が頭から離れない。
 
一日中にやることに追われている。
 
やりかけのタスクが山積みになっている。
 
考えてばかりで行動に移せない。
 
 
 
 
そんなお悩みはありませんか?
 
 
意志の弱さや容量の悪さで自分を責めてしまうひともいるかもしれませんが、やる気や根性など精神的なものではありません。
そこに解決求めるのはむしろ逆効果だと思っています。
 
 
集中力が散漫になり、やるべきことが終わりない原因は、実は頭の中に「気になること」が多すぎるのが原因だと言われています。
 
 
必要なのは頭の中をクリアにして目の前のことに集中すること。
つまり、心配事を頭から追い出し、心理的負担をやわらげ、脳の情報処理効率を高めることです。
 
 
 
実は僕は、過去に仕事のプレッシャーやプライベートの心配事を溜め込みすぎて、やるべきことが手につかず、いつまでたっても終わらず、最終的に体調を崩してしまった経験がありました。
 
 
その時は自分を責めてしまいましたが、今思い返せば取り組み方を変えるだけで効率も集中力も改善し、解決できていたのではないかと思います。
 
 
そんな経験から、この記事では努力での解決ではなく、考え方や習慣、取り組み方にメスを入れる方法をご紹介いたします。
 
 
 
 
 

【ワーキングメモリの限界を知ろう】

 
 
なぜ気にになることが頭にあるだけで集中力や作業効率が落ちるのか。
 
それは僕たちの脳のワーキングメモリ(=短期記憶、作業記憶)の容量に理由があります。
 
ワーキングメモリとは、長期的に記憶する(テスト勉強など)のではなく、会話や計算など一時的に情報を頭に留めておくための記憶のことです。
 
 
 
例えば、飲み代の精算をする際は「情報① 合計金額」と「情報② 参加人数」という2つの情報を頭に留め、計算を行いますよね。
 
このように人間がワーキングメモリで一時的に保持できる情報の数は、7つ前後とされています。
(認知心理学で「マジカルナンバー7±2」と呼ばれています。車のナンバーの文字数などはこれを参考にされています。)
 
 
 
仮に飲み代の精算をしながら明日の朝のことを考えていたとすると、「情報③ 明日朝起きらるか・・・」という情報が容量をひとつ分使うことになります。
 
つまり、心配事が一つ頭の中にあるだけで、このワーキングメモリの容量を圧迫してしまうことになるのです。
 
 
 
これでは作業台を自ら手狭にして作業し辛くしているようなもの。
 
考えるべきは、作業台を広くして多くのもの置けるようにするのではなく、狭い作業台での作業効率を上げることでもありません。
 
余計なものでスペースを埋めないようにすることです。
 
 
 
具体的にどうすればいいのかと言うと、方法はとてもシンプルです。
 
頭の中に浮かぶ気になることややるべきことを、すべて紙に書きだしましょう。
 
 
今日の仕事、やり残した家事、気になること、今の感情、明日の予定、行きたい場所、食べたいもの、捨てるかどうか迷うもの、欲しいものなど、なんでもいいので頭に浮かぶことをひたすら書き出していきます。
 
 
 
それだけ?と思われるかもしれませんが、書き出してみると以下に頭の中に気になることが溜まっているかがわかると思います。
 
一度書き出してしまえば、それ以上頭の中で心配する必要がなく、ワーキングメモリの容量がリセットされます。
 
 
スマホのタスク管理アプリなどを利用すれば、書き出した内容をそのまま具体的な行動に落とし込んだり、予定に組み込んだりすることが可能です。
 
(僕はiOSのリマインダーを使っています)
 

 
 
 
整理するために一旦全て出す、というのは、部屋の片付けやメンタルトレーニングでも共通するテクニックです。
 
過度の緊張や不安など、ネガティブ感情について書き出すことで、メンタルを整えることにも効果的です。
 
詳しくはこちら↓↓↓
 
 
 
 
また、この技術は経営コンサルタントの間でもタスク整理術【GTD】として用いられています。

次回のブログでは、このGTDという、仕事にも片付けにも応用できるタスク整理術についてご紹介いたします。
 
頭の中をクリアに保ち、やることに追われず、日々を気持ちよく過ごしたい方は、ぜひチェックして下さい。

【アラサー男性向け】住環境のストレスをゼロにし、自己肯定感を高める片付けサービス  Roomkey ライフオーガナイザー 関戸和敏

大阪在住のライフオーガナイザー 「より良い暮らしへのとびらを開けるような存在になりたい」との想いから、Roomkeyを発足。 片付かない部屋から受けるストレスにお悩みの方を対象に、住環境ストレスをゼロにし自己肯定感を高める片付けサービスを提供。 認知・行動のクセの活かした、楽に維持できる暮らしの仕組み作りをいたします。

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