片付けを成功させる!SMARTの法則

前回の記事では、片付けが終わらないひとがやりがちな、失敗しやすい目標設定についてご紹介しました。



その代表的な特徴はまとめると以下の通りです。


・具体的でない

・数値で評価できない

・納得していない

・非現実的な目標

・期限やスケジュールがない



では、どうすれば達成確立の上がる目標設定ができるのか。


一言でいうと、これらと逆のことをすればいいんです。


つまり、具体的で、計測可能で、前向きに同意し、現実的で、期限が明確になっている目標を立てるのです。


この方法は「SMARTの法則」といい、ビジネスの世界ではすでに用いられています。




【SMARTの法則】


SMARTの法則とは、経営コンサルタントのジョージ・T・ドランが1981年に発表した目標設定の方法です。


目標を達成させるためには『Specific 具体性』、『Measurable 計量性』、『Agreed upon 同意』、『Realistic 実現可能性』、『Timely 期限設定』という5つの成功因子が欠かせないとし、それぞれの頭文字をとって【SMART】と呼んでいます。


SMARTの法則は、発表から35年以上経過した今でもビジネスの現場で活用されているものです。



これを片付けに活かしていくには、まずご自身で目標を立て、その目標がSMARTの5つの要素を満たしているかをチェックします。




【Specific 具体性】


片付けにおいてありがちな「スッキリさせる」という目標を具体的にすると、

・床にものが置きっぱなしにならない状態にする

・いつでもすぐに掃除機がかけれ、清掃が行き届いた状態にする

・急な来客でも困らない、ひとを呼べる状態にする

・家事を時短し、好きなことができる時間を一日一時間増やす

といったところでしょうか。


ポイントは自分以外のひとにも明確にイメージできるぐらい具体的であることです。




【Mesulable 測定可能】


片付けの成果は習慣化によって得られところが大きいもの。

なので、

・毎朝10分片付ける

・毎週末に一か所は片付ける

といったように、できたかできていないかが明確に分かるものにする必要があります。


そして手帳などで記録を付けることをおすすめします。


取り組み方のルールとして、基準を数字を使って決めていれば、

「今日は5分しか時間が取れなかった」とか

「週に一か所は簡単すぎた」など、

振り返ることができます。


そうすると、ルールを達成できるレベルに下げようとか、少しボリュームアップしようなど、軌道修正していくことができます。




【Agreed upon 納得度】


大切なのは自分で納得して(同意して)、ぜひ目標を達成したいという前向きなやる気を起こし、時よりその気持ちを思い出しながら継続することです。


「これをやらなきゃ大変なことになる」という意識と、

「これができれば嬉しい気持ちになる」という意識では、

後者の方が達成確率が高いということが心理学の研究でわかっています。


片付けを目的にするのではなく、片付けの悩みから解放された時の気分を想像したり、生まれた気持ちの余裕や時間で何をしたいのかを考えましょう。


こまめに自分にご褒美用意しておくことも大変有効です。

「片付けたらおやつを一つ多く食べていい」など。笑




【Realistic 実現可能性】


いきなりボリュームを上げすぎず、自分のできる範囲から小さく始めることが大切です。


理想を抱くことも必要ですが、実行ベースでは現実的に考えましょう。

目安としては、達成率60%以上を維持できるぐらいのルールがおすすめです。


とっかかりとしておすすめなのは、まずは一日5分だけやる(もしくは5分だけ片付けのことを考える)と決めること。


そして絶対に5分以上はやらないことと、やらなくてもいい日(さぼる日)をあらかじめ決めておくこと有効です。


片付けに対する苦手意識を取り払うことができ、慣れてくると5分だけでもできることがあることに気付けます。


この小さな積み重ねがセルフコントロール力を鍛え、自信をつけることにも繋がります。

完璧である必要はないので、自分を甘やかす日も取り入れましょう。


さぼる目安は全体の活動の15%ほど(5、6日に1日ぐらいの頻度)が最も効果があり、モチベーションを維持できます。

(ダイエットにも有効ですよ笑)




【Timely 期限設定】


いつまでに終わらせるのか、最終期限を決めましょう。


ひとを呼ぶことを目標として、友人を自宅の食事会に誘ってしまうのもいいかもしれません。笑


期限設定のコツは、時間的余裕を持たせること。


慣れない作業は、自分が思っている以上の時間がかかってしまいます。

思い通りに進まないことの方が多いと予め認めたうえで、期限を設定しましょう。


完璧主義な性格な人ほど、ルールや期限を厳しく設定しすぎる傾向があるので注意が必要です。(理想を掲げすぎて現実性も低くなりがちです)





いかがだったでしょうか?


今回ご紹介したSMARTの法則は、実際に片付けのサービスを提供する際にも、お客様への提案に忍ばせている要素です。


片付けだけでなく他の生活習慣改善や、仕事の目標設定にも活用できるので本当におすすめですよ!


片付けを終わらせられる自分に変えてたいという方はぜひ試してみてください!





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大阪在住のライフオーガナイザー 「より良い暮らしへのとびらを開けるような存在になりたい」との想いから、Roomkeyを発足。 片付かない部屋から受けるストレスにお悩みの方を対象に、住環境ストレスをゼロにし自己肯定感を高める片付けサービスを提供。 認知・行動のクセの活かした、楽に維持できる暮らしの仕組み作りをいたします。

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