「断捨離が上手くいかない」
「モノが捨てられないことがコンプレックス」
「捨てないといけないと思いつつ手を付けられないでいる」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
実は日本人の約9割が
「片づいていない部屋から得るストレスを感じている」
というアンケート結果もあります。
(参考:イケア・ジャパン 日本人の大半が抱える収納問題に着手)
片付けのご相談をいただく際も、「断捨離」や「捨てる」ことが上手くいかないというお悩みを持たれているケースはよくあります。
(実を言うと私もモノを捨てるのは大の苦手です・・・)
今回は片付けが上手くいかない理由としてあげられることの多い、
「モノを捨てられない理由」について、
ライフオーガナイザーの視点からお話いたします。
【1.片付けは「できて当たり前」ではない】
現代はモノの流通量・情報の流通量が飽和状態にあります。
モノや情報の無限に増え続ける選択肢により、取り扱いは非常に難しくなってきています。
しかし一方で、「片付け」は誰かに教わったり学ぶことをせずとも、自然にできること(できているべきこと)と、考えられがちです。
実は、ライフオーガナイザーは"「片付けや整理というものは、誰にでも簡単にできる行為ではなく、むしろ高度な技術を要する難しい技術である」”と考えています。
引用:高原真由美(2017).利き脳片付け術 19-20
「なぜできないか」ではなく、「本来難しいものである」という認識です。
冒頭に書いたIKEAの調査でも、9割の方が片付けに悩んでいるという現状があります。
「なぜ自分はできないのか」と落ち込む必要はありません。
【2.モノの要・不要の判断は難易度が高い】
片付けが得意な方というのは、自分の暮らしにとって今、何が必要で何が大切かという判断基準が明確になっている場合が多いです。
モノを要・不要で判断する場合(いるもの・いらないもので分けようとする場合)、思考の整理ができていなければ、かなり難しい作業となってしまいます。
「最近は使っていないけど、過去に大切にしてたもの」
「今はまだ出番はないが、この先使いたいと思っているもの」
「必要かどうか今は判断が使いないもの」
現実の私たちは「要る・要らない」という単純な2択ではなく、色んな目線でモノと向き合っています。
まず始めに自分にとって「何が必要なモノか」「どの順番で重要なのか」という価値観を明確していくことが大切です。
でなければ「全部がなんとなく必要なもの」に見えてきてしまいます。
【3.「捨てる」は一つの方法でしかない】
「断捨離」や「ミニマリスト」が流行していますが、それはあくまでひとつのライフスタイルでしかありません。
大切なのは「あなたにとっての心地いい」選ぶことです。
ライフオーガナイズでは、まず「分ける」という作業をすることをおすすめしています。
ポイントは片付けようと思う対象のモノを全て出すことです。
自分の持ち物の量や種類を俯瞰しながら分類分けをすることで、現状の把握や、無意識に持っていたモノに対する判断基準が見えてきます。
分類の仕方は自分に合ったやりやすいやり方で大丈夫です。
慣れないうちは「持ち主」や「モノの種類」など簡単に判断できる方法がいいでしょう。
分類例:4Tグリッド
参考:高原真由美(2017).利き脳片付け術
【最後に】
片付けにおいて、「捨てる」という行為は、実は難しい行為です。
判断を急ぐ必要はありませんし、捨てることを前提に考えなくても大丈夫です。
始めは「分ける」ことから始めてみて、「判断に迷うものは『迷うもの』としてまとめておきましょう」。
私の部屋にも、判断を保留にしたものが集まった「保留ボックス」があります。
(捨てようかどうか迷うものたちでいっぱいです)
片付けを「捨てる」から始める方は多くいらっしゃいますが、気持ちの整理がつくのを待ち、ストレスなく手放せるタイミングまで焦らず待つのも一つの方法ですよ。
皆さんも「捨てること」にとらわれず、自分のペースに合った無理なく続けられる片付け方
を見つけてくださいね。
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・自分にとって大切なものを選び取る方法
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