片付けるとストレスが軽減される理由。

“整理されていない部屋でもなんとかなると思って放置していたのですが、

意外と自分のストレスに繋がっていたことに気付きました。

部屋がすっきりして、あんなに自分の気持ちがすっきりするものなのかと。笑”



これは僕がオーガナイザーになりたての頃、

お客さまからいただいた感想です。

※ご本人の許可を得て掲載しています。



片付けたいとは思ってはいるものの、ついつい後回しにしてしまうことってありますよね。



忙しい日々の中で時間を作れなかったり、苦手意識から遠ざけてしまったり。



そんな時は作業の先に得られるメリットをイメージすると、モチベーションを維持しやすいです。


・スッキリとした空間

・気持ちにゆとりのある暮らし

・こころからリラックスできる時間



今回は片付けによって得られる効果のひとつである、

「ストレスが軽減する」理由をご紹介いたします。




【1.視覚情報から受ける脳の負担が軽くなる】

モノが散らかった状態というのは、視覚情報の量(多さ)と処理のし辛さ(まとまりのなさ)により、気付かぬうちに脳に負担を与えています。



部屋に散らばってるモノを見たとき、頭の中では

「領収書=失くさないようまとめとかなきゃ」

「出しっぱなし衣服=しわになったら嫌だな」

「ひとにもらったらモノ=捨てにくいけどどうしよう」

「期限のある書類=早く処理しなきゃ」


などなど、反射的に色々なことを考えてしまうものです。



「部屋の乱れは心の乱れ」といいますが、部屋が乱れていると頭の中が忙しくなり、心が乱されてしまうこともあるんです。



モノが整頓された空間であれば、

「今」考えなくていい事を無意識に考えてしまう事が減ります。


片付いた空間が落ち着くのは、

余計なことに脳が反応せず済んでいるからとも考えることができます。




【2.セルフイメージの低下を防ぐ】

ひとは、整頓されていない自分の空間を見て

無意識にセルフイメージを投影してしまうことがあります。



たとえば長い間片付かず、

掃除が行き届かなくなっている部屋。



たとえ小さなほこりで健康を悪くすることはなくても、


「自分は片付けられない」

「掃除もできていないのはわたしが怠けているからだ」


という自己嫌悪は精神衛生上よくありません。



環境そのものの健康的なリスクは低くても、

それが自尊感情の低下に繋がると、

こころを病んでしまう事もあるんです。



しかし自分の力で片付けることができれば、

視覚情報に投影されるセルフイメージを

ポジティブな方向に変えることができます。



完璧である必要はありません。


自己肯定感を日々の片付けから育てていけば、

たとえ一時的に乱れてもあとで元に戻すことができるという余裕が生まれます。


この自信があれば、不必要に落ち込まず、

リラックスした時間を部屋で過ごせるようになるでしょう。




【3.物を探す時間が減る】

探し物に関する調査では、

“平均的なビジネスパーソンは探し物をするためだけに

1年間に150時間(=19日間)も浪費している”

とされています。


※参考 リズ・ダベンポート 気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ 



モノや情報の選別基準と定位置が決まり、

出し入れしやすい状態にあると、

「選ぶ」「保管する」「取り出す」作業が

意識せずともスムーズに行う事ができます。



探し物にあてる時間とそれに使う頭の労力を

節約することができるのです。



片付けを仕事にしていると、お客様から

「部屋が片付くと何かやってみようという気になる」
という感想をよくいただきます。


これは今までちょっとしたことに使われいた時間と頭の労力に余裕が生まれたことで、
本来やりたかったことを始めるモチベーションに繋がったのだと思われます。



【最後に】

片付けにより乱れた空間を整えると、その場所だけでなく、

自分の頭の中も整理されて様なスッキリした気持ちになることがあります。



「自分の部屋や職場デスクは、

自分自身の身体の延長のようなもの」

だとぼくは考えています。



「たかが片付け」と思わず、

自分自身を整えるような気持ちで

取り組んでみてはいかがでしょうか。

【アラサー男性向け】住環境のストレスをゼロにし、自己肯定感を高める片付けサービス  Roomkey ライフオーガナイザー 関戸和敏

大阪在住のライフオーガナイザー 「より良い暮らしへのとびらを開けるような存在になりたい」との想いから、Roomkeyを発足。 片付かない部屋から受けるストレスにお悩みの方を対象に、住環境ストレスをゼロにし自己肯定感を高める片付けサービスを提供。 認知・行動のクセの活かした、楽に維持できる暮らしの仕組み作りをいたします。

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